2025/02/09 15:18

2024年8月15日、福井県に家族で訪ねることにした。
車で12時間かかって福井県にやっと着いた。朝早く出たのに予定よりずっと遅くなり真夜中の到着だった。
福井県に訪れるのは初めてだったが、蝉の声一面の田んぼ、木や土の香り。昔ながらの古民家が立ち並び、古き良き日本が残っている場所だと知った。
空気も水も透き通っていて深呼吸すると気持ちがいい空気が身体に入ってくるのが分かった。
職人さんとは何度もやり取りをしたり、電話やテレビ電話もしていたのでお顔も拝見していた。
あの工場に行けるなんてなんだか夢のようだ。
小さい子供たちが3人もいるので工場に連れてはいけない。夫が子供たちを公園で遊ばせる3時間の間にご挨拶と工場見学、どのような工程で作成されるか教えていただく、撮影をすることにした。
時間は限られている。
事前にどんな質問をするか決めていたし、撮影の段取りも決めていた。職人さんについては事前にかなり調べたのでスムーズに進めることができた。
そこで初めてサンプルを見せていただいた。
想像通り、いや想像以上だ‥可愛すぎるマテ壺ができた。
職人さんが『世にないものができたんじゃないですか。』なんてさらりと言うので
書き留めておかないと!!と嬉しさで口元が緩みつつ、慌ててスマホのメモ機能を開いた。
その日見たものづくりに10年以上向き合ってきた背中に感動した。
蝉の声と山の香りと感動の余韻から
帰宅後1週間、抜け出すことはできなかった。
日本の美しいものづくりの良さを伝えていきたいという気持ちも芽生えた。